お知らせ最新情報鬼っこのつぶやき

あわや遭難寸前 ‼ w(゚ロ゚;)w

世の中随分変わってしまい何もかもがデジタルに・・・。
スマホひとつであらゆる情報・状況が簡単に手に入り、チケットや宿泊予約何でも出来てしまう時代になりました。

山もそうです。
地図が読めなくても、コンパスが使えなくても、スマホひとつあれば様々なSNSデータを利用するなどして恐ろしいことに”簡単”に登山が出来るような時代になりつつあります

先日鬼っこメンバーからつい先日話しだとして聞き、これから先きっとこんなことがもっともっと起こりそうで怖くなりました。

デジタルな世界はとても簡単で面白かったりしますが、そこにリアルを感じること、安心を得られることはありません。
デジタルを、SNSを否定するつもりはありません。
ただ目の前に表示される・掲載された情報・その他データを鵜呑みにしたり、「スマホひとつあれば人の軌跡やGPSで何とかなる」と言う甘い考え方で行動を起こすことは控えなければなりません。

大江山は初めての方でも歩きやすくとてもよい山ですが、なんと言っても”山”。
山の天候は変わりやすく、予測するのはとても難しいです。
大江山に限らず、自然を甘くみると牙をむきます
みなさんがどこの山を歩くにしても、山歩きのSNSその他ネット上の情報収集だけでなく、必ず地元山岳団体や観光協会などアナログな・リアルタイムな部分での情報収集を怠らないようにして下さい

運良く記事になることがなかった実際にあった出来事をみなさんにも知っていただき、SNS・ブログへの情報投稿のあり方・利用の仕方、そして何よりも山を歩くと言うことを再考いただきたくポストします。

シェアいただけると幸いです。<(_ _)>


彼は大阪府某市在住の長身イケメン高校生。
”茨木童子”に興味を持っていた。

2019年1月25日金曜日。
授業が半日で終わったので、家族に「一泊二日で福知山に行く」と伝え、電車で大江駅までやって来た。
そこには普段ならあるはずの雪が今年はたまたまなかっただけで、その日寒波が来ることを彼は知らない・・・

彼の装備は、スニーカー履きで、ザックには雨具と上着、ガスとカップ麺、懐中電灯。
紙地図は持たず情報はサイトからのみ・・・現地の積雪状況や天候は調べていない。

冬の大江山を知らない彼は、1月25日(金)大江駅から徒歩で元伊勢三社を巡り、鬼嶽稲荷休憩所で一泊。
翌日1月26日(土)稲荷休憩所を出て千丈ヶ嶽から航空管制塔まで縦走し、そこから辛皮駅へ下って電車で帰る・・・という計画を立てていた。(近畿自然歩道コース)

1月25日、彼は予定通り元伊勢三社を巡り、鬼のモニュメントを見て、懐中電灯で照らしながら林道を稲荷休憩所に向かった。
途中で何頭かの鹿に出会ったそうだ。

ログカフェ・フローレスタの前が除雪終了点。
そこからは雪があったが、積雪量が少ないのと暗くて景色が認識しづらかったようで、そのまま歩いて夜8時頃に稲荷休憩所に着いた。

そしてその夜、予報どおりに寒波はやって来た。
雪おこしの雷が鳴り響き、気温がどんどん下がる。
だが、彼は寝袋を持っていない
持参した上着と雨具を着たが、寒さと雷鳴でほとんど眠れなかったそうだ。

眠っていたら凍死していた可能性もある

彼は紙地図は持たずサイトを頼りに歩いていたため、稲荷休憩所に着いた時にはスマホの電池残量は20%
低温環境では電池の消耗が激しいことを知っていた彼は、スマホをお腹に入れて稲荷休憩所の畳の上で横になったらしい。
大江山の谷のほとんどが不感地域。余計に電池を消耗していたと思われる。

『翌朝、明るくなってきて外を見た時それは信じられない光景だった』
と彼は言っていた。
一夜にして積雪量は1mを超え、しかも猛吹雪。

彼は吹雪がマシになるのを待って、スニーカーに捨ててもいい靴下をかぶせ、さらにビニール袋をかぶせて靴に雪が入らないよう工夫して、意を決して稲荷休憩所から外へ出た。
長身の彼でも腰まで雪に埋もれた。

彼は腰まである雪の中を必死で進み下山した。
700m進むのに1時間かかったそうだ。

彼が何とか無事に下山し、グリーンロッジの食堂でお蕎麦を食べていた時に私が声をかけ、この事実を知ったという次第。

私はもちろん厳重に注意した。

このあと彼は鬼の交流博物館を見学し、大江駅までバスで帰ると言ったが彼の言ったバスの時刻が変だ。
彼のスマホには古い時刻表がDLされていたのだ。

グリーンロッジから鬼博へ向う坂道で鬼博職員のSさんと会った。
彼は、Sさんから「死んどったぞ!」と注意されていた。

昨年の滑落死亡事故の記憶が蘇る。
「今頃はまた捜索隊でしたね・・・」と私。
だがよくよく考えると、彼は家族に福知山に行くと伝えて出かけていて、大江山に行くとは言っていない
もし、この雪に埋もれていたら発見はさらに遅れていただろう

このあと、彼が不思議なことを言った。
『僕、3、4年前の秋にも大江山に来ていて、大江駅から歩いている途中に金沢ナンバーの車のおじさんに”どこまで行くの?気をつけてね”と声をかけられたんです。
昨年、鬼の洞窟へ行こうとして亡くなった、その人ではないかと思うんです。』と・・・

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